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雑記1147

yoshinashi stuffs

大人

バイト終わり、遅延していた東上線につかれた私は甘いモノを求めてコンビニへ入った。見慣れた金額より高いお菓子たちに購買意欲を吸い取られている。でも貧乏性な自分を否定するかのように「夜は甘いモノを食べてはいけないんだ」と自己暗示。後ろ髪をひかれながら店から出たがなんか悔しい。もはや食欲というより120円のチョコパイを我慢しているかわいそうな自分に耐えられなくなり、コンビニに再び足を踏み入れる。今度は迷わずにチョコパイを購入。自分の意志で好きなものを好きな時に"買う"という行為がとても幸せに感じられた。お金という対価を支払い、所有権を得るという行為はそれ自体が快楽性を孕んでいるのだ。120円でも16万でもその行為自体から生まれる幸福度というものは変わらない。変わるのは取引物であり、買い物自体の喜びは変わらない。変わって見えるのであればそれはあなたが意識してその喜びを噛みしめたから。日常的習慣になり下がった消費行動にも最初は喜びがあったのではないか。普段している何気ないことも最初は新鮮な体験であったはず。慣れは怖い、幸福を感じさせる行為を少しづつ何でもない行為へと静かにすり替える。と、考えながら"大人"が買ったチョコパイをほおばりながらてくてく夜道を歩くのでした。