雑記1147

yoshinashi stuffs

ブランド

態度の悪い、YSLのバッグを持った女を見て、これは現代ならではだなと思いました。

そもそもブランド物(ここではハイブランド)というものは、優れた価値を提供することで多数の賛意を得、ブランディングによりハイステータスを構築するに至った商品達です。
昔はブランド物などは特権階級や貴族のような人々、社会的に高貴な者達が手にしていました。そのような人々は振る舞いや生活も豊かな余裕のあるものであり、そんな優雅な絵の中に潜んでいるブランド物は、庶民の憧れの的になっていたことでしょう。自分とは社会的にステータスが違う、という認識によって生まれるブランド物への羨望はそのイメージを神格化し、ブランドが持つイメージは高雅なものとして認識されました。

現在、バカでもブランド物を買えます。
ブランド物を持つことが 豊かな人間の証ではなくなった時代です。むしろこれ見よがしにブランド物を見せつけるバカが多い気がしてなりません。

大衆に門戸が開いているという点でブランド価値は、昔のそれと比べると落ちているのではないでしょうか。🙍